インフラファンド&REIT

タカラレーベンインフラ投資法人の特徴

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セミナー

タカラレーベンインフラ投資法人IRセミナー参加

 

先日2018年3月12日に少しお出かけして来ました、日本証券アナリスト協会が主催するIRセミナー@大阪に参加してきたのです。

 

お目当てはタカラレーベンインフラ投資法人なのですが、トーセイもクラウドファンディングに参入するとの事でしたので、トーセイとタカラレーベンインフラ投資法人の2社のIRセミナーに参加しました。

 

お話をしてくれたのはタカラアセットマネジメント株式会社社長の高橋衛さん、以前のインタビューでは運用部長だったので出世されたのですね。

 

トーセイに関しては別途記事にしようとは考えています。

   

 

 

タカラレーベンインフラ投資法人とは

 

タカラレーベンインフラ投資法人のスポンサーはマンションデベロッパーで東証一部上場企業のタカラレーベンさんです。

 

なぜマンション屋さんが太陽光?とも思いますが、元々太陽光発電付きマンションなんかを販売していて、2013年からメガソーラー発電事業にも参入されたそうです。

 

タカラレーベンインフラ投資法人は東証のインフラファンド市場の上場第一号となっています。

 

タカラレーベンの特徴

 

  • 借入金は全て変動金利
  • 分配方針は純利益に基づく分配金の増加を重視
  • 倒産隔離スキームなし
  • ポートフォリオは関東に集中

 

※この記事を書く際にメリット・デメリットと別けて書こうと思ったのですが、単純にメリット・デメリットと書けるものでもないので敢えて特徴という形を取りました、読者の皆様各自でメリットなのかデメリットなのか判断頂ければと思います。

 

借入金は全て変動金利

インフラファンド4社の中でも、借入金を全て変動金利で賄ってるのはタカラレーベンインフラ投資法人のみです。

 

タカラレーベンインフラ投資法人 http://tif9281.co.jp/individual-1

 

 

日本再生可能エネルギーインフラ投資法人  http://www.rjif.co.jp/ja/finance/interest.html

 

カナディアンソーラーインフラ投資法人 https://www.canadiansolarinfra.com/ja/finance/interest.html

 

 

いちごグリーンインフラ投資法人 https://www.ichigo-green.co.jp/financing/borrowings.php

 

ご存知の様に、現在の日本は低金利時代です、タカラレーベンインフラ投資法人が取った借入戦略が吉とでるか凶と出るかは究極の所、誰にも分かりません。

 

このまま低金利が続けば当然OKですが、金利上昇の局面ではマイナスとなる事が予測されます。

 

しかしこの点はIRセミナーでも質問されてる方が居たのですが、高橋衛社長の回答は「固定化するよりも変動の方がメリットがあると判断している、しかし低金利が永遠に続くとは思ってない一定の事象があればスワップと言って、固定化する事も検討している、対策は打つとの事。」

 

 

分配方針は純利益に基づく分配金の増加を重視

この点がある意味最も特徴的であり、私ロドスタは好感を持っているポイントです、IR説明会の資料を引用させて頂きます、たぶんHPにはない資料です。

 

 

大事な点なのですが、ちょっと難しいかも知れません、太陽光発電はそのビジネスの特徴上、減価償却費が多くなります、その減価償却費相当の中から分配金(利益超過分配)を出すと資本の払い戻しとなります、俗に言うタコ足配当と言えなくもないです。

 

利益超過分配金の説明は野村證券のHPが分かり易かったので引用させて頂きます。

 

利益超過分配金(りえきちょうかぶんぱいきん)

 

分類:投資信託

REIT(不動産投資信託)など会社型投資信託(投資法人)における資本の払い戻し(減資)に相当する分配金のことで、OPD(Optimal Payable Distribution)とも呼ばれる。国内上場REITは、主に倉庫などの物流施設に投資するREITが通常の利益を原資とする分配金のほか、利益以外を原資として払う分配金の一部として採用し始めた。

 

REITの利益超過分配金は、会計上の費用にあたる減価償却費の一部を資本の払い戻しとして投資家に分配するため、収益から費用を控除した利益を超過した分配になる。投資信託協会では、投資不動産全体に対して決算計算期末に計上する減価償却費の6割を上限として、REITの分配金に充てることが可能と規定している。一般に減価償却費は不動産の修繕や改修費用に充てられるが、物流施設はオフィスなどに比べて修繕費用が少なくて済むことが利益超過分配金の支払いに関係している。

 

投資家が実際に減価償却費を原資とした利益超過分配金を受け取った場合、資本の払い戻しに相当するため税務上、取得価格の修正を行う確定申告が必要だが、特定口座での売買では確定申告は不要となる。

 

参照 野村証券: https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ri/A02155.html

 

 

 

 

 

インフラファンドの面白い点が、結構各投資法人が別投資法人をディスってる点があると私ロドスタは見てるのですが、上記の表なんかモロですよね。

 

タカラレーベンインフラ投資法人は私達は純粋な利益から分配しますよ、減価償却費からは10%にしときます、インフラファンドAさん、どうみても日本再生可能エネルギーの事ですが、ここは減価償却費の20%相当を利益超過分配してますよ、インフラファンドBさん、いちごグリーンインフラ投資法人は、減価償却費の40%も利益超過分配してますよ。

 

純粋な利益部分からの利回りはタカラレーベンインフラ投資法人は5.36%、日本再生可能エネルギーは4.13%、いちごグリーンインフラ投資法人は2.05%です

もちろんこれは、単純にどっちが良いとか悪いとかの話ではないのですが、私ロドスタは長期的にはタカラレーベンインフラ投資法人のこの分配方針が良いと思います。

 

 

倒産隔離スキームなし

 

この点はIRセミナーでは触れられなかったのですが、タカラレーベンインフラ投資法人は倒産隔離のスキームがないです、ちなみにカナディアンソーラーインフラ投資法人は倒産隔離スキームは現在準備中との事(電話で確認済み)、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人はあり、いちごグリーンインフラ投資法人は殆どの発電所で倒産隔離スキームありとなっています。

 

日本再生可能エネルギーインフラ投資法人の資産運用報告の中に以下の様なページがあります、私ロドスタは暗に日本再生可能エネルギーインフラ投資法人のタカラレーベンインフラ投資法人攻撃と判断しました。

 

日本再生可能エネルギーインフラ投資法人 第一期資産運用報告: http://www.rjif.co.jp/ja/ir/library.html

 

 

ポートフォリオは関東に集中

タカラレーベンインフラ投資法人のエリア戦略として、電力の需要動向も気にしてると仰られました。

北海道では需要動向などから、電力の供給が多い場合は、もう買いませんと言ったケースもあるそうです、タカラレーベンインフラ投資法人ではそれらも加味した上で発電所の分散を考えているとの説明がありました。

 

自然災害について   

タカラレーベンインフラ投資法人の特徴とは違うのですが、IRセミナーで地震に関して質問をされてる方が居たのですが、太陽光発電は地震に関しては建物ではないので、地震リスクは極めて低いそうです、東日本大震災や神戸の大震災の様な地震が起こった際のリスクも外部の専門家に計算してもらってるそうですが、地震PML値が0.7%という事だそうです。

 

銀行から融資を受ける際も地震保険には入らなくても良いと銀行から言われたそうです。

 

地震より河川の氾濫などの水害などの方が危ないそうです、この点は保険に入ってるそうです、戦争と噴火以外の想定される災害には全て対応してるそうです。

 

わざわざ噴火の例を出したのは、新燃岳の噴火などの影響を受けるかもしれない、カナディアンソーラーへの当てつけかなと、私ロドスタ邪推してしまいました。

 

まとめ   

今回、直接タカラアセットマネジメントの高橋衛社長からお話を聞くことが出来たのは、非常に良かったと思います、流石に滅茶苦茶に頭良い方ですね。

 

質問に対しても非常に分かり易く回答があり、大変有意義な時間だったと思います。

 

タカラレーベンインフラ投資法人の強みは毎日新聞のインタビューにもあるように、配当方針とポートフォリオの構築方針の2つになります。

 

 

「われわれの強みは大きく二つ」と紹介するのは、資産運用会社であるタカラアセットマネジメント取締役投資運用部長の髙橋衛氏だ。「まず配当方針において、いわゆる真水の、純利益に基づく分配金をいかに増加させていくかを重視し、それによりキャッシュマネジメントを通じた投資主価値の最大化を目指します」と強調する。さらにもう一つがポートフォリオの構築方針で、現在18の太陽光発電設備が稼働し、その9割近くが最も大きな電力需要が見込める関東エリアとなっており、「運用資産として継続的な需要の高さをしっかり考慮した上で、ポートフォリオを構築しています」と自信をのぞかせる。

 

参照:毎日新聞 https://mainichi.jp/sp/jpx/page2.html

 

私の中でのインフラファンド4社の比較は、本命カナディアンソーラー、対抗タカラレーベンインフラ投資法人、抑えで日本再生可能エネルギーインフラ投資法人ですね。

 

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